母のおさがり「イヴサンローランのスカーフ」が、
私の一番のお気に入りでした。

２０代から15年間くらい、まぁ、バブルっ子だったこともありまして．．．。
腰に巻いたり、ベルト代わりにしたり、首から垂らしたりしたスカーフ。
イケイケお姉ちゃんだった時代に、
相当活躍してくれたアイテムだったのですが、

さすがに、薄くなってきている部分や、
汗シミや、色が焼けてきていて、
スカーフとして使うにはもはや引退選手となってしまった代物。

だけどね、どーーーしても
やっぱり、この色柄が好きでどうしても捨てることが出来ない！！

いつか、何か違う形で使おう。
バッグの内側とかに使ってもいいな．．．。って
いつやるんだよ！そんなこと！！

コロナ禍につき、時間に余裕が出来たので．．．。

そんな折に、コロナからの非常事態宣言があり、
輪番出勤だの、在宅勤務だのと
ちょっと普段とのペーストは違う生活を余儀なくされ、
ゴールデンウィークはとかく暇。

ちょっとやってみようかな？
夏のバッグ欲しいのもあるし．．．。

スカーフに思い切ってハサミを入れて、
ちょっとカッコイイ、ファッション誌の編集長っぽいイメージで
手元にあった材料を使いバッグを作ってみました。

こんな感じに仕上がりました！！
ん～、いいんじゃないの？

内側の生地は以前制作したレッスンバッグJAZZの生地、
下部分の余り部分を利用

や、スッゴイいい生地なんだけど、
このピンクからのオレンジ→黄色へとムラ染めが移っていくため、
オレンジ→黄色の部分はまた別の機会にと思ってとっておいたのが、
活躍してくれました。

バッグの内側に使ったビタミンカラーのチラ見せが、
いつも私を元気付けてくれます。

表が落ち着いた大人の雰囲気のスカーフトート。
内側に、シルク混・麻生地のオレンジが、
元気を与えてくれます。

スピリチュアルについて良く知らないのですが、
綺麗な色、綺麗な物を見ると何か心が晴れるというのか、

クヨクヨすることがあっても、
イライラすることがあっても、

私の場合、「綺麗」と感じる物を目にすると
気持ちがキレイに移ってしまう。

それまでのネガティブが「どうでもいい事」に置き換えられるので、
やっぱり、色の力って精神的にホント大事な物なんだと
当たり前のことかも知れませんが、
このオレンジが色の力を私に教えてくれました。

↓レッスンバッグJAZZ　
バッグ下部生地の残り生地を今回のバッグに使いました。

商品詳細：レッスンバッグ・JAZZ

あまりの使いやすさに３シーズンヘビロテしました。

通勤に、ちょっと買物にとこのバッグは春、夏、秋とバンバン使いました。
程よいクラシック感とカジュアルな雰囲気の融合で
通勤服に持っても、
ラフなスタイルで出掛ける時も、
まぁ、その日のスタイリングを上げてくれるバッグでした。

長財布用のポケット
携帯用・タオルハンカチも収まるサイズのポケット
これを付けたことで、
バッグの中がごちゃごちゃになることもなく、

マチもたっぷりあったので、
お弁当も平たく入れられる。
書類もOK！

そして、何より軽い！重さは250グラム以下！！

もう、私にとって「バッグは軽い物に尽きる！！」派なので、
どんな「派」なんだかわかりませんが、

ファスナー等、余計な物は必要としないタイプです。

気に入りすぎて、ヘビロテしていたところ
スカーフ特有の問題点が見つかりました。

スカーフ生地が薄いため、バッグ底の角が破れてしまう。
※接着芯を貼っているため、実際には接着芯が顔を覗かせている状態です。

もう、電車の中でバッグを膝の上に乗せ何気なく見ていたら．．．。

(-_-)ガーーーーーン💦

バッグ底のカド、剥けてる！！( ｀ー´)ノ

そっかー、そうだよね。
素材的に負けるよね。

うーーーーーん、うーーーーん。

その弱点に気付いたのは
使い始めてわずか２か月経った頃のこと。
つまり、バッグにはあまり向いてないってことなのかも知れません。

それでも、このバッグデザインが好きすぎて
手放す気になれず「このカド問題をどう解決するべきか」
あれから半年以上、もんもんと考えています。

何かスゴイいい解決方法が見つかって
スカーフの良さ、デザインを壊さずに
カドの破れ防止問題を解消できた時は
オーダー商品にさせて頂きたいと思います！！

好きだったスカーフの再評価

みなさんも、一枚や二枚お手元にございませんか。
捨てるにはしのびないスカーフ
思い出があって手放せないスカーフ
断捨離しようと出してみても．．．。
「ま、場所とる訳じゃないし、まだいいか」とタンスに戻すスカーフ

私はバッグにリメイクして
このスカーフの良さが再認識できたので、
ホント、バッグにして良かった。
こんなにいつまでも好きでいられるデザインを生み出す
「イヴサンローラン」偉大です。

変な話ですが、このスカーフが再び周りの人に褒めて貰えたことが嬉しかったです。
好きな物が形を変えて、また評価されるって最高ですね。